台湾で国民的人気を誇るカフェ、春水堂(ちゅんすいたん)ですが、なかなか日本では馴染みがないと思います。
日本には店舗も東京にしかなく、関東の方ならまだしも、関西では飲むことも見ることもままならない状態。
しかし春水堂が、あのタピオカミルクティーを生み出したカフェであると知ると、一度は行ってみたいという気持ちになるのではないでしょうか?
かくいうぼくもその一人で、春水堂に憧れてはいたものの、関西ではそうそう飲みに行ける機会がない…。
そんな春水堂がこの夏、新作アレンジティーであるフレッシュトマトティーを販売するとのこと。
飲みたい!でも飲みにいけない!
ならば自分で作ってしまおうと、春水堂のフレッシュトマトティーを自作してみました!
春水堂フレッシュトマトティー再現レシピ
公式ホームページでのフレッシュトマトティーの詳細がこちらです。
なんと、トマトジュースにジャスミンティーを混ぜ、さらにきび砂糖を入れるという驚きの重ね技。
クセのあるものとクセのあるものを混ぜてどうするんですか?
ジャイアンとブタゴリラを同時に息子に持つ勇気あります?
そんな意味不明のツッコミはともかく、このような絶対に合わないだろう組み合わせを確実に合わせ、世界的人気を誇っているのが春水堂。
タピオカミルクティーも発売当初は不評だったらしいですが、今では台湾の国民的飲み物として愛されています。
いろいろと調べた結果、フレッシュトマトティーの配合は以下の様なもの。
- トマト:3
- ジャスミンティー:7
- シロップ適量
限りなく冒険に近い感覚がしますが、料理の道は、時に予期せぬところにも旅立たないといけないのです。
たとえ不味くても果敢に挑戦したなら満足できると、いざ、フレッシュトマトティーを作ってみました!
色はそれなりにいいんですが、香るトマトとジャスミンのハーモニーが、『本当にこんな冒険していいの?』と語りかけてくるようです…。
いざ…実食…!
…
……
………
…………
ありやね…。
予想していたよりもずっと美味しいですね…。
むしろごくごく飲んでしまうよね…さっぱりしてるから…。
まったく想像もしてなかったところでトマトとジャスミンがマッチして、かつ、シロップの甘味がふたつをひとつ上のステージに昇華させてますね…。
ただし、少しだけ注意点があります。
1・絶対に冷たくして飲むこと
ぬるくなったりすると、変なクセが戻ってきます。氷などしっかり入れて、冷たい状態で飲まないと、この爽快さは味わえません。
2・シロップをいい感じに入れること
シロップは多すぎてもいけませんが、少なすぎると、これまたクセが感じられます。ぼくは200ml程度のトマトフレッシュティーに、パルスイート(砂糖の3倍の甘味)を大さじ1杯弱入れましたが、みなさんも慎重に好みの甘さになるように調整してください。
このふたつは守らないと本来の味を楽しめません。
ぬるい上にシロップが少なかったフレッシュティーを飲み、「冒険失敗した!?」と衝撃を味わったぼくが言うのですから間違いありません。
このフレッシュティーが、第2のタピオカミルクティーになるのかどうか分かりませんが、これほどくせのあるものをここまで合わせるのは見事な発想だとしか言いようが無いです。
そもそも、よく合わせようと考えましたね(笑)。
今度東京に行ったら、ぜひ立ち寄りたいと思います。