プロの料理人はどこで買い物するの?
ぼくたち一般人は、買物をする際にはスーパーに行くのが普通ですし、料理道具は百貨店などで買い揃えます。
でも、料理店で使われているあの道具、この道具が一般のお店には売っていなかったりしますよね。
料理人はどこで買い物するのでしょう…その答えが、『道具屋横丁』なんです。
今回のパパごはんでは、ついにごはんを作らず、道具屋横丁に遊びに行ってきました!
千日前道具屋筋商店街
道具屋横丁は、大阪でももっともにぎわいのある街、難波にあります。
地下鉄御堂筋線・四ッ橋線の「なんば駅」下車、徒歩3分、『道』という大きな看板が目印です。
ちなみに、手前にはなんば花月があり、多くの芸人さんたちの漫才が見れたりしますので、ディープな大阪を堪能するにもうってつけの場所だと言えます。
こんなものまで揃ってしまう
当然、料理人専門の街ですから、一般には販売されていないようなものまで揃ってしまいます。
ユニフォーム屋さん、プロ用食材スーパー、包丁屋は当然として、のれん屋さん、料理雑貨屋さん、看板屋さんなどまであります。
普段お店でよく見た、こんこなものがこんな値段…という意外な発見まで。
こちらはファミレスでよく見る、『係りの物が案内してくれるまで待つボード』ですが、なんと14700円…。
『係りの者が案内してくれるまで待つボード』高っ!
早く係りの者が案内してくれんと、こっちも身が持たんわ…!
のれん屋さんでは、『寿司』『回転寿司』『やきとり』『クレープ』…など、それぞれのお店に対応したのれんを個別で買うことが出来ます。
みなさん、こんなふうに、のれんがユニクロのTシャツみたいに置かれているところを見たことがありますか?
そう、これが道具屋横丁なのです…!
圧倒的料理人感
道具屋横丁では、本当に料理に必要なものがなんでも揃ってしまいます。
こんなもの必要ないんじゃないかというものまで揃ってしまいます。料理に興味がある方なら、一度行ったら何往復もしてしまうこと請け合いです。
上の写真の店では、業務用のたこ焼き機から、たい焼き、イカ焼き、どんなものでも焼ける道具が揃っていました。
ベビーカステラ焼き機などもありましたよ。自宅でやってみたい…。
食器専門店では、店の中に入りきらず、通路にまで食器がはみ出しています。
100均にはないようなおしゃれなものもあったりして、見ていて飽きないです。
看板屋さんには、ありとあらゆる看板やカタログが…!
4、5万円出せば、店頭の看板は買えてしまうものなんですね~、すごい。
包丁専門店、堺一文字光秀。めっちゃかっこいい名前!やたら強そう!
写真の何倍も包丁が並んでいてびっくり…!
当然、こんな『食品』も…
ここにあるのはお寿司…?いえいえ、すべて食品サンプルです!
食品サンプルで世界一の精密さを誇る日本、どれもこれも世界に誇る出来栄えで、スイーツの食品サンプルなんかは、女性や子どもにも人気です。
お店の人に気を使ってあんまり撮影できなかったのですが、食品サンプル専門店では、びっくりするような可愛いサンプルがたくさん置いてありましたよ。
気を使いながら撮った写真…クッキーの食品サンプルキーホルダーです。
このお店では食品サンプル制作体験も行われていて、子どもたちが楽しそうにサンプル作りに励まれていました。
道具屋横丁で食事を食べるなら…?
いろいろと選択肢があると思いますが、道具屋横丁なら、やはり『普通の食堂いわま』をお勧めします。
お店の前の大きなボードには、ごちゃごちゃと色々貼り付けすぎ!
それを裏付けるかのように、『ボードでかすぎて困るわ~(笑)』の書き込みが。
ほんなら小さくせぇよ!と思わず大阪のツッコミが入ってしまいますね。
ここの料理の特徴は、なんといっても、『安い、美味い、速い』という大阪商人料理の究極をいっているところです。
お店自体は普通で、メニューのチョイスも定番なのですが、白米や料理はとても美味しく、しかもおかわり自由。
写真のからあげ定食などは、ものすごく大きな唐揚げがついていて750円。
上品な店内ではないのですが、あちこちに小ボケが入った貼り紙が貼ってあったり、「ああ~大阪でご飯食べてるなあ~」という雰囲気に浸れてお勧めです。
料理人が料理道具を買って帰る途中、ふらっとお腹を満たすにもぴったりのお店。長く愛されている理由がわかります。
半日遊んで楽しめる
ディープな世界とはいえ、とても短いアーケードなので、1日楽しめるような場所ではありません。
それでも料理好きなら半日十分に楽しめます。
そして、半日でいいんです!
なぜなら、なんばには、他にも遊びのスポットがたくさんありますから…。
料理で楽しんだ後には、お好きなスポットに繰り出しましょう。
大阪の1日を楽しめると思います。